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■曲の情報

134番「十字架のもとに」

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『教会福音讃美歌』の情報ページでは「The Cyber Hymnal™」の許諾を得て情報を共有しています。

TUNE = ST. CHRISTOPHER
初行 = Beneath the cross of Jesus
分類 = イエス・キリスト・受難と十字架
主題 = キリストの受難と十字架 
聖句 = 詩篇32篇7節, イザヤ書25章4-5節, コリント人への手紙第二4章6節
採用歌集番号 = 『讃美歌21』300番 (改訳)

作詞:Elizabeth C. Clephane,1830-1869 (CH)

作曲:Frederick C. Maker,1844-1927 (CH)

エリザベス・C・クレフェーンは、この曲を1868年に作詞した。そして、彼女の死後1872年になって、この詩はスコットランド・プレスビテリアン・マガジンという雑誌の「ファミリー・トレジャリー」というコラムで紹介された。ファミリー・トレジャリー編集者W・アーノットの推薦文は以下の通り。
「この詩の各節は、ごく最近救われた若いクリスチャンの体験と希望と深い主への求めをよく表現している。人生の際どい場面において、信仰的な視点でより良き地を目指す精神に満ちて書かれている。これらの歌詞は、私たちにとって、永遠の世界という大海原へ繋がる時の砂地に描かれた足跡となると思われる。良き羊飼いなる主に導かれて荒野の旅を乗り越えて安息へと辿り着いた人の足跡は、神の祝福を受けて、後に続く者たちに慰めと地上の巡礼の旅路のための確かな指針をもたらすであろう。」
音楽伝道者サンキー(Ira・D・Sankey)のことば

「この讃美歌が歌われたときに起こった出来事は、私の記憶の中に今も鮮明に刻まれています。ムーディー師の伝道集会ではありますが、変化を付けようということで、ロンドンの大きなホールでW・H・エイトキン師が説教をする集会の賛美を担当しました。それはとてもすばらしい朝で、午前8時からの集会に大群衆が詰めかけていました。説教の前に、私は『十字架のもとに』を独唱しました。すると、初めて紹介したはずなのに、同じ作者による『九十九匹の羊』の賛美にもまさる祝福が注がれた様子でした。深い感動によって、多くの人々の目に涙が溢れていました。説教者が聴衆に語りかけました。親愛なる皆さん。私はこの朝、主のために奉仕するという観点からお話しするつもりでした。しかし、今歌われた新しい賛美は、私の心に、そして皆さん自身の心にも、あまりにも深い感動を呼び覚ましたことが明らかです。そこで、私はテーマを変更して、主イエスの十字架についてお話ししたいと思います、と。その日の説教は、私が聞いた中でも最も力強いものとなり、数多くの魂が恵みと愛のみことばを受け入れる朝となりました。数年後に、エイトキン師は今度はニューヨークを始め米国の各地で結実多き伝道集会を開催しましたが、集会中に彼はしばしば独唱者による『十字架のもとに』を用いました。」


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訳詞:©中山信児