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■曲の情報

304番「恵みのひびきの」

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TUNE = AMAZING GRACE
初行 = Amazing grace, how sweet the sound
分類 = 救いの御業・救いの恵み
主題 = 救いの恵み 恵み、神の 
聖句 = エペソ人への手紙2章5節
採用歌集番号 = 『ひむなる』90番

作詞:John Newton,1725-1807 (CH)

作曲:作曲者不詳

歌詞:ジョン・ニュートン、『Olney Hymns』、(ロンドン、W. Oliver、1779年。)の第1巻41番。作者不詳の最終節を除く。最終節は1829年頃から、R. ウィンチェル(コネチカット州ウェザーフィールド)の『Baptist Songster』に、『Jerusalem My Happy Home』という曲の最終節として登場している。

歌詞は、イムマヌエル綜合伝道団の『ひむなる』発行に際して訳されたもの。

曲:NEW BRITAIN、『Virginia Harmon』、by James P. Carrell & David S. Clayton (バージニア州ウィンチェスター、1831年)。

代替曲:
INDIA BASIN、Scott Werdebaugh、1975年。(偶数節が歌われた。)
LORD'S PARK、Scott Werdebaugh、2018年。

エピソード1:
これは英語の讃美歌の中で最も有名なものであろう。1990年に「American Public Broadcasting System」(アメリカの公共放送局)はBill Moyersのナレーションで、ドキュメンタリー番組を制作した。それはおそらくこの歌詞が、作者であるジョン・ニュートンが、キリストを信じる前に奴隷商人だったことをよく表しているからだったのだろう。

皮肉なことに、1852年のハリエット・ビーチャー・ストウの小説『アンクル・トムの小屋』の中では、奴隷であり、名ばかりの信仰者だったアンクル・トムが歌っている。そしてニュートンの詩に加えてトムが歌ったのが最後の節である。この最終節は1829年に「Baptist Songster」誌に載ったもので、おそらく『アンクル・トムの小屋』が最初に「When we've been there ten thousand years」という歌詞が、アメイジング・グレイスの一部として歌われた最初であろう。Baptist Songster社が創立されたコネチカット州ウェザーフィールドは、ストウ夫人の故郷であるコネチカット州ハードフォードから数キロの所にあった。興味深いことに、ハートフォードの郊外にはNew Britainという名前の町があった。

エピソード2:
この讃美歌は、アメリカのロナルド・レーガン大統領の葬儀で歌われた。


著作権情報
訳詞:©ひむなる委員会