情報メニューへもどる / 曲の一覧へもどる

■曲の情報

473番「救いのおとずれ」

前の番号の曲 次の番号の曲


(CH)」は外部リンクです。
『教会福音讃美歌』の情報ページでは「The Cyber Hymnal™」の許諾を得て情報を共有しています。

TUNE = TELL THE STORY (HANKEY)
初行 = I love to tell the story
分類 = 伝道と宣教
主題 = 伝道・宣教 
聖句 = 詩篇40篇9-10節, マルコの福音書16章15節, 使徒の働き5章20節
採用歌集番号 = 『讃美歌21』402番 (改訳)

作詞:A. Katherine Hankey,1834-1911 (CH)

作曲:William G. Fischer,1835-1912 (CH)

歌詞:A・キャサリン・ハンキー、1866年。
歌詞は彼女の詩集『The Story Told』の42節からなる長い詩から取られたもので、後半の最初に出てくる。

曲:ウィリアム・G・フィッシャー、『Joyful Songs』1-3巻。(ペンシルバニア州フィラデルフィア、Methodist Episcopal Book Room、1869年)。

エピソード1:
これは1866年に書かれた、イエスの生涯を詠んだ長い詩の一部である。この詩は2つの部分からなっている。前半は50節あり、『The Story Wanted』という題がつけられ、1866年1月29日という日付が付されている。後半の題は『The Story Told』で、1866年11月18日となっている。作詞者は、この詩が書かれる前に重病を患い、彼女は病後の長い期間を詩作に充てたのだろうと言われている。前半の中のいくつかの節は、W.H. Doane博士によるよく知られ、親しまれている讃美歌の歌い出しに使われている。『Tell me the old, old story』のために、彼は誰もが知っており、今も歌われている旋律を作曲した。後半からは、この讃美歌を構成するためにいくつかの節が選ばれた。『I Love to Tell the Story』のための曲はW.G. Fischerが作曲した。この讃美歌は現代の讃美歌の中で、最も知られた讃美歌となり、いくつもの異なる言語に訳された。この讃美をはじめ、この作者による讃美歌は時代を越えて、いろいろな形で、時には彼女自身の作曲による旋律を伴って出版されている。彼女の作品の多くは、1870年の『Heart to Heart』といった小冊子の中に見出される。この50年の間に書かれた讃美歌で、単純で短い讃美によって、老いも若きも、これだけ多くの人々の心を捉えたものは多くない。
ヌッター、286ページ。

英国のサリーからの手紙に次のようなことが書かれている。「昨年の冬、ブリティッシュ・コロンビアから来た青年がいた。彼は英国海軍に所属していた。彼は全く酒を飲まず、同僚たちが禁酒をするようにできる限りのことをしていた。彼が教会に行ったとき、彼と話をした副牧師は、彼の男らしい態度と、正しいことをしようとする断固たる態度に感服した。彼は勲章を身に着け、善行章を服に着けていた。この青年こそこそ、T女史が何年か前にバターシー公園で見つけた少年で、救いの福音の全体を、使用人の女性たちが玄関や窓を掃除しながら歌う讃美歌を聞いて学んでいた。彼が少年時代に自分のものにした讃美歌は、「I love to tell the story」だったらしい。教会やチャペルに行ったことはなかった彼にとって、讃美歌が唯一の神の真理を知る道だったが、彼の心には彼の人格と有用性を形作る最初の種となった。
Ira David Sankey、『My Life and the Story of the Gospel Hymns』、ニューヨーク、Harper & Brothers、1906年、164-165ページ。


著作権情報
訳詞:©菜花香