情報メニューへもどる / 作者一覧へもどる
Thomas Campbell, 1825-1876
『教会福音讃美歌』掲載曲
作曲:315番「なぜこの私に」
誕生:1777年7月27日、スコットランド、グラスゴー
死亡:1844年6月15日、フランス、ブローニュ
埋葬地:ウェストミンスター寺院(英国ロンドン)
アーガイルシャーのカナン人キャンベル一族の血を引くトーマス・キャンベルは、たばこ業者の息子として生まれた。大学では古典的な詩の翻訳と、悪の起源に関する論文で賞を受けた。マルとロッホギルヘッドで家庭教師としてしばらく働いたのち、エジンバラで法律を学んだが、文学こそ忘れがたい初恋の対象であったようだ。1799年に、長大な詩「希望の喜び」を出版した。翌年、ドイツとデンマークの戦場を訪れた。その経験は彼の詩「イングランドの水兵」と「バルト海の戦い」に影響を与えたと考えられている。他に有名な詩として「ワイオミングのガートルード」がある。英国人作家によるものとしては初めての、アメリカを舞台とした長詩である。キャンベルは教育にも興味を持ち、ユニバーシティ・カレッジの創設にも関わった。さらに「ニュー・マンスリー・レビュー」誌を編集し(1820~31)、グラスゴー大学の学長も務めた(1827~29)。
作品を含む出版物:
Specimens of the British Poets
作詞作品:
Star in the East, The
When Jordan Hushed His Waters Still
作曲作品:
Sagina