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John Darwall, 1731-1789
『教会福音讃美歌』掲載曲

作曲:224番「喜べ主を」


ジョン・ダーウォル

誕生(受洗):1731年1月13日、英国スタッフォードシャー州ハウトン
死亡:1789年12月18日、英国ウェスト・ミッドランズ州ウォールソウル
埋葬地:バース・ストリート墓地、英国ウェスト・ミッドランズ州ウォールソウル

ジョン・ダーウォルは、マンチェスター・グラマースクールに通い、14歳でオックスフォード大学のブラセノース・カレッジに入学し、1756年に卒業した。ウォールソールの聖マタイ教区の教区副牧師に任命され、後に牧師となり、生涯をそこで過ごした。熟達したアマチュア音楽家であった彼は、讃美歌や詩を書き、その一部を『ジェントルマンズ・マガジン』に寄稿した。ダーウォルは、ナハム・テイトとニコラス・ブレイディによる聖書の新訳版に多くの曲を書いたが、今日一般的に歌われているのは、詩篇148篇の曲だけとなっている。この曲は、ウォールソウル教区教会の新しいオルガンの奉献式のために作曲され歌われた。当時の様子は『ジェントルマンズ・マガジン』の1,800号で、以下のように紹介された。

1773年の聖霊降臨祭、ウォールソウルの歌手によっていくつかのアンセムが演奏された。その日は入場料をとり、オルガンはリッチフィールドのアルコック博士によって披露され、彼はそのオルガンが良い楽器であると宣言した。そして次の日曜日の午後、まずオルガニストであるバラム氏によってオルガンが演奏された。バラム氏は目が不自由で、有名なスタンリーの弟子であった。最初の詩篇は新訳版の詩篇30篇の一部で「UXBRIDGE」のTUNEで献げられた。次にわれらがダーウォル牧師(彼自身も音楽家)が、詩篇150篇から「弦楽器とオルガンで主をほめたたえよ」と説教した。この説教の中でダーウォル師は、詩篇150篇の曲を通常より速いテンポで歌うことを勧めた。「この詩篇を歌う時、6節分を、一般的に4節分を歌うのと同じ時間で歌うとよいかもしれない」。説教の後、新訳版の詩篇150篇が、ダーウォル牧師が作曲した新しい曲に合わせて歌われた。そして全体は、その場にふさわしい祈りと祝福をもって締めくくられた。(『Lightwood』p.160)

作曲作品:
Darwall’s 148th