情報メニューへもどる / 曲の一覧へもどる

■曲の情報

349番「優しき主イェスよ 過ぎ行かず」

前の番号の曲 次の番号の曲


(CH)」は外部リンクです。
『教会福音讃美歌』の情報ページでは「The Cyber Hymnal™」の許諾を得て情報を共有しています。

TUNE = PASS ME NOT
初行 = Pass me not, O gentle Saviour
分類 = 信仰の歩み・信仰
主題 = 祈り 信仰 
聖句 = イザヤ書57章15節, ルカの福音書17章13節, コリント人への手紙第二7章10節
採用歌集番号 = 『讃美歌』524番 (改訳)

作詞:Fanny Crosby,1820-1915 (CH)

作曲:William Howard Doane,1832-1915 (CH)

ファニー・クロスビーによる作詞で1868年に作られ、ハワード・ドーンによって献身の歌(Songs of Devotion)の中で最初に紹介された。(1870年、ニューヨーク)

ブランチャードのことば
 「彼女の時代は、伝道の場で福音的な讃美が活発に用いられる時代であり、分けてもファニー・クロスビーの讃美歌は常にリクエストされるものであった。この小柄な詩人は余りにも有名であり、伝道集会が持たれる多くの場所に招かれて、福音を語るのであった。ある時、伝道集会が州立刑務所で開かれた。数多くの人々が、この特別な集会に期待を持って集った。目が不自由なファニーが、見えない故に聴衆に怖じけることなく話している時に、最初は一人の囚人が、後からまた別の囚人が、『良き主よ、私を過ぎ去らないでください』と叫んで話を妨げたのである。
ファニーは、これらの囚人たちの叫びを聞いて非常に心を動かされたと告白している。そして、この叫びに関する思い巡らしを忘れることができなかった。実に、彼女はこう語っている。私は、今もなお自分の耳に響いているあの囚人たちの泣き叫ぶ懇願の声を聞きながら、この讃美歌を書いたのです」と。

ジャクソンのことば
 西部のある州に、日曜の午後には釣りをするのを習慣としている一人の老人が住んでいた。いつも行く池の側には学校の建物があり、毎週日曜学校が開かれていた。そこでは、午後の集会でしばしば『優しき主イエスよ過ぎ行かず』の讃美が歌われていた。ある時からそのメロディーがおじいさんの心から離れなくなった。ある日、彼は釣り竿を投げ捨てると、集会を訪ねることにした。その日曜学校に彼は歓迎されたが、こう言った。「いいえ、今日はちゃんとした服装をしていないので参加は遠慮します。でも、子どもさんたちがあの讃美歌を歌ってくださる限り、私は必ず集会に来ると約束します」と。2年後のこと、作曲者のドーン氏自身の前で、このおじいさんは、回心できたこと、自分の体験を証ししながら、神が讃美歌を作ってくれたドーン氏とファニー・クロスビーを祝福してくださるようにと語ったのである。


著作権情報
訳詞:©岩上敬人

お持ちの『教会福音讃美歌』が以下に該当する方には変更のお知らせがございます。
どれに該当するかは、お持ちの本の一番最後(1040ページ)をご覧ください。

初版もしくは第2刷もしくは第3刷をお持ちの方へ
 作曲者名「W. Haward Doane」を「William Howard Doane」に修正