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■曲の情報

437番「イェスの御腕と」

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TUNE = HEART'S REFUGE
初行 = Safe in the arms of Jesus
分類 = 信仰の歩み・平安
主題 = 愛、キリストの 平安 
聖句 = 申命記33章27節
採用歌集番号 = 『インマヌエル讃美歌』239番 (改訳)

作詞:Fanny Crosby,1820-1915 (CH)

作曲:William Howard Doane,1832-1915 (CH)

ファニー・クロスビー作、1868年。
ジャクソン氏によることば
スコットランドのグラスゴーで催された伝道者サンキー氏の集会が終わった後で、一人の女性が彼に話しかけた。「サンキー先生、私の娘マギーについてお話したいのです。娘は8年前にあなたがここで集会を開いてくださった折りに回心しました。しかしすでに天の家に移されました。それで私は、娘が死の直前に話してくれたことをあなたにお伝えしたいのです。彼女は私に、「小さな讃美歌集を持って来てちょうだい。そして25番の曲を開いて欲しいの」と言うのです。そして、「私、これを歌いたい」と言いました。私が「どうしてなの? もう歌うのは無理でしょう?」と聞くと、「でも、旅立つ前にもう一度讃美歌を歌いたいの。お願いだから25番、イエスの御腕と、の讃美を開いて」と聞きません。それで、私が言われたとおりにすると、娘は讃美を歌い始めたのです。
聞け、御使いたちの声を 力強い讃美が私に響く 栄光の野原を越えて 紺碧の海を越えて(1節後半部分)
 娘の歌声は次第に弱まり、彼女は言いました。「お母さん、私を起こして。」 私が彼女の脇に手を入れて起こしてあげると、目を天に上げて、「イエス様。今参ります。イエス様、今参ります」言ったのです。お医者さんは娘の側に立っていたのですが、「こんなに弱っているのに、どうして讃美できるの?」と驚いていました。すると娘が答えたのです。「イエス様が私に歌わせてくださいます。主が私の讃美を助けてくださっています」と。その唇からこの最後のことばが発せられた後、娘は私の腕の中で息を引き取りました。小さな讃美歌集は娘の胸の所に置かれ、彼女と共に埋葬されたのです。」

この讃美歌は、1885年8月8日、米国大統領ユリシス・S・グラントが、ハドソン川の側にあるリバーサイド公園墓地に埋葬される際に演奏された曲である。


著作権情報
訳詞:©河村従彦

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