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William B. Bradbury, 1816-1868

『教会福音讃美歌』掲載曲

作曲:52番「主われを愛す」
作曲:119番「十字架の上に」
作曲:299番「小羊なる主の招きにこたえて」
作曲:303番「かいぬしわが主よ」
作曲:355番「私の望みは」
作曲:373番「恵みにあふれる祈りのひと時」
作曲:399番「主は導かれる」


William Batchelder Bradbury(1816-1868)

誕生:1816年10月6日、メイン州ヨーク。
死亡:1868年1月7日、ニュージャージー州モンクレール。
埋葬地:ニュージャージー州ブルームフィールド、ブルームフィールド墓地。

 Bradburyは幼少の頃から音楽は好きだったものの、音楽に打ち込む機会はなかった。17歳になって、友人の援助を得て、Lowell MasonとGeorge Webbが経営する、ボストンの音楽アカデミーに進む。Theodore Sewardによると、この頃までに、この熱心な若者の心が折れるような出来事があったという。彼の両親は、古いタイプの歌手で、息子の成長を大いに喜んではいた。ある夜、彼は心を燃やし、興奮して帰宅すると、新しい歌い方とリズムの取り方を実践してみた。大きなジェスチャーで、両手を一杯に広げて歌うと、両親は啓発されるどころか、楽しんでさえくれなかった。しかし、浮かれて歌うことを制止はしたものの、彼の熱心さを失わないように願っていた。けれどもついに両親はこらえきれずに吹き出し、大笑いしてしまった。彼は憤慨して乱暴に本を閉じると、両親はちっとも音楽のことをわかっていない、と部屋を後にした。

 また最初の声楽学校の最初の発表の時にも、彼は大変失望した。多くの案内状や広告を配ったので、多くの聴衆が来てくれると思っていたのに、いざ時間になってみると、彼を迎える人は誰もいなかったのである。しばらくすると、一人の若者がやってきて、それからしばらくしてもう5人ほどが、冷や汗をかきながら、穴があったら入りたい気持ちで壇上に座っている、この若い音楽教師の恥の証人としてやってきた。しかしこれらの失敗は、大成功よりも、彼を雲の上から引き下ろし、より奉仕に向かわせるのに役立ったといえよう。彼の以前の教師であったLowell Masonの働きで、彼は何とかメイン州巻明日に、そしてニュー・ブランズウィック州セント・ジョンの声楽学校に教師として籍を置くことが出来た。ほどなくして彼は、ニューヨーク州ブルックリンの第一バプテスト教会で、後にはニューヨーク市のバプテスト・タバナクル音楽教師の職を与えられた。

 1841年になるとBradburyは子供に目を向け、まず子供のための無料の歌のクラスを開講し、好評を得た。彼が主催した少年少女音楽祭では、花飾りと青い帯を付けた白衣を身にまとった少女たちと、バイロン・カラーの青い上着を着けた少年たちが1000人も登場した。これらの若者たちへの努力によって、Bradburyは名声を博し、暖かい友人たちが与えられ、彼の生涯の働きとなる日曜学校の賛美歌作りに導かれた。そして彼の歌集、Golden Trio、 Golden Chain、 Golden Shower、 そしてGolden Censerは300万部に達した。

 Bradburyは15歳の頃、マサチューセッツ州ボストンのチャールズ・ストリート・バプテスト教会に加わった。ニューヨークでは、バプテスト・タバナクルに加わり、何年も跡にはニュージャージー州ブルームフィールドの長老教会に出席した。彼女の未亡人によると、彼はよく、自分はどこの群に属するかに拘らず、子供の教会に所属している、つまりどこであれ、子供に会って子供たちのためになれば落ち着く、と言っていた。

 1847年に、Bradburyはドイツの音楽指導者に師事するためにヨーロッパに渡る。アルプスを越える時の出来事を、こう振り返っている。「黄金色に輝く朝日に照らされたアルプスの峰々を見て、うっとりし、喜びのために歌い出したドイツ人に出会った。私は自分が外国人であったし、特に自分の職業というの遠慮もあったが、自分も歌い始めた。その歌は、その外国人にそれらの曲を教えきるまで、ずっと彼の心を捉えて離さなかった。これが、アルプスの頂上で行った唯一の音楽レッスンとなった。」

 Bradburyは寛大な人だった。ある神学生が、プーツを買いたいからと、彼に5ドル貸してほしいという手紙を書いた。彼はすぐに次のようなメモを添えて、25ドルの小切手を送った。「私は今、5ドルを惜しいとは思わない。しかし、私が後で5ドルを送ってあげるまで、この25ドルを使わずに何とかできないだろうか。」

 ニューヨークにあったBradburyの倉庫の裏に、ちょうど鷲が飛び翔けるために力を蓄えるように、彼が元気回復に訪れる小さな事務所があった。十分な祈りの時間をとれずに家を出なければならなかったときはいつも、彼はその密室にこもり、ディボーションの時間を費やしたという。またこの習慣には、仕事が入って来ないようにしたという。彼の愛読した聖書が、机の上のよく見える場所を占め、またその聖書は使い込まれ、あらゆる節に印や個人的な経験の説明が書きこまれていた。自分の日記にも、「詩篇の37篇は自分にとって、間違いのない慰めと励ましの源泉である。私に小さな聖書を開くと、しばしば私の思いとぴったり調和した。27篇もまた、敵が洪水のように押し寄せるような状況下では、私の好きな個所であった。」

 Bradburyは最後の2年間、結核を患う。彼の死の2週間前、彼はTheodore Sewardにこう言っている。「私はずっと、私を弱らせようとするこの邪悪な肉体から解放されたいと願っていた。私は私の救い主を愛し、彼を喜ばせるために正しいことをしようと願うけれども、この忙しい脳と、せっかちな性格が、しばしば私の真の心の思いとは正反対のことをさせる。」死の1週間前にはモンクレールの子供たちが、手に手に
ナラの葉をもって彼を訪れた。その葉は編んでリースとして彼の棺に添えられて埋葬された。亡くなる前の土曜日に、ある友人にこう言っている。「私の魂は勝利を得たようだ。今、私は大変幸せだ。私は全くキリストにあって休みを得ている。神が私に死の栄光を与えてくださるように。私は母に会いに行く。」彼は母親の葬儀で歌われた"Asleep in Jesus"の賛美と共に彼女の隣に埋葬された。

掲載歌集:
Young Choir, 1841
School Singer, or Young Choir’s Companion, 1843
Psalmodist, 1844
Social Singing Book, 1844
Young Melodist, 1845
Flora’s Festival, 1847
New York Choralist, 1847
Musical Gems, 1849
Mendelssohn Collection, 1849
Alpine Glee Singer, 1850
Sunday School Melodies, 1850
Psalmista, 1851
The Seasons, 1852
Singing Bird, 1852
Metropolitan Glee Book, 1852
Shawmut, 1853
Book for Boys’ and Girls’ Meetings
Young Shawmut, 1855
New York Glee and Chorus Book, 1855
Sabbath School Choir, 1856
Cantata of Esther, 1856
Musical Bouquet, 1856
The Jubilee (New York: Mason Brothers, 1858)
Cottage Melodies, with Sylvester Main (New York: Carlton & Porter, 1859)
Oriola, 1859
Eclectic Tune Book, 1860
Bradbury’s Anthem Book, 1860
Golden Chain of Sabbath School Melodies (New York: Ivison, Phinney & Company, 1861)
The Carol, 1861
The Golden Shower, 1862
Key Note, 1863
Pilgrims’ Songs (New York: Ivison, Phinney & Company, 1863)
Devotional Hymn and Tune Book (Philadelphia, Pennsylvania: 1864)
The Golden Censer (New York: 1864)
Plymouth Collection, 1865
Golden Hymns, 1866
Clariona, 1867
Songs of Praise, 1867
Fresh Laurels for the Sabbath School (New York: Biglow & Main, 1867)
The Temple Choir, 1867
Bright Jewels (New York: Biglow & Main, 1869)
The Victory, with Chester G. Allen (New York: Biglow & Main, 1869)

作品を含む出版物:
Findagrave, accessed 2 Jan 2018
Hall, pp. 23-27
Hughes, pp. 321-22
Jones, pp. 21-22
Long, pp. 26-35
Nutter, p. 453
Randel, p. 101
Wikipedia, accessed 14 Jan 2017

作詞作品:
Jesus Paid It All
Let the Gospel Trumpet Sound

作曲作品:
Aletta
Andre
Away
Baca
Balm
Bartimeus
Bible, The
Bradbury
Brown
Caddo
Carey
Cayman
Children’s Savior, The
Clarksville
Come Again
Cordoba
Cry from Macedonia, A
Don’t Forget the Sabbath
Dulce Nomen
Even Me
Fulton
Glorious Morning, The
Glory to God in the Highest
Grand Canyon
Hagatna
Harvey’s Chant
He Leadeth Me
Heavenly Land, The
House upon a Rock, The
Howell
I Think, When I Read That Sweet Story
In a Manger Laid So Lowly
Jazer
Jesus, Hear Me
Jesus Loves Me
Kirkwood
Koln
La Mira
Lamb That Was Slain, The
Land of Pleasure
Laurels, Fresh Laurels
Lord of the Gospel Harvest
Leaf
Lottie
Lulu
Marching Along
Marching On!
Mason’s Chant
Meroe
Missionary
Monora
Montclair
Morris’ Chant
My Latest Sun Is Sinking Fast
Never Be Afraid
Oh Bliss of the Purified
Olive’s Brow
Redal
Rest
Rio Grande
Rolland
Round Rock
Sabaoth
Salome
Shall We Sing in Heaven?
Singing and Praising Forever
Solid Rock
Songs of the Beautiful
Stand Like the Brave
Strike the Harp of Zion
Sunday School Volunteer Song
Sutherland
Svalbard
Sweet Hour
Sweetly Sing, Sweetly Sing
Watchman, Tell Me
Water of Life, The
Wave
We Are Going
What Shall I Do to Be Saved?
Whither, Pilgrims, Are You Going?
Wirth
Woodworth
Yarbrough
Yokohama
Your Saviour Wept
Zephyr