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Theodulph d'Orleans, 760-821
『教会福音讃美歌』掲載曲

作詞:112番「栄光はみな王の王に」


誕生:760年。イタリア(スペインとの説もある)
死亡:821年1月18日、フランス、アンジェ
埋葬地:フランス、オルレアン

オルレアンのテオドルフは、高貴な生まれであったが、生涯を神に献げる決心をした。彼は最初、イタリアのフィレンツェにある修道院の院長となった。781年、カール大帝は彼を、フランスのオルレアンの司教に任命した。しかしその華やかな職歴は、カール大帝の死によって突然終わることとなった。ルートヴィヒ1世は、テオドルフが密かに彼の出身地であるイタリアの政治的リーダーに対して忠誠を誓っているのではないかと疑った。この疑惑によりテオドルフは818年、アンジェで投獄された。彼の苦境は、聖書におけるローマでのパウロの投獄を連想させるものである。パウロのようにテオドルフも、冷たい石の壁の中にありながら、その信仰によって支えられた。彼はそこで、神のすべての栄光と讃美と栄誉を書き記し、亡くなった。

作詞作品:
Gloria, laus, et honor
(別名:All Glory, Laud and Honor)