■曲の情報
TUNE = THE SOLID ROCK
初行 = My hope is built on nothing less
分類 = 信仰の歩み・希望
主題 = 希望
聖句 = サムエル記第二22章2-4節, コロサイ人への手紙1章27節, ヘブル人への手紙6章19節
採用歌集番号 = 『讃美歌』280番 (改訳)
作詞:Edward Mote,1797-1874 (CH) |
作曲:William B. Bradbury,1816-1868 (CH) |
歌詞:エドワード・モート、1834年頃。1836年の『Mote's Hymns of Praise』に収録。
曲:SOLID ROCK、ウィリアム・B・ブラッドバリー、1863年。
代替曲:
MELITA、John B. Dykes、1860年。
REST (Stainer)、John Stainer、1875年。
エピソード:
ある朝、私は仕事に向かう途中、「恵みに溢れるクリスチャンの経験」についての讃美歌を書こうと思い立った。ホルボーンの道を歩きながら、コーラスが浮かんだ。
「キリストの固い岩の上に私は立っている
他の地はすべて沈みゆく砂である」
その日、私は4節を完成し、そして書きつけた。次の聖日、私はリスル街の集会から出てきたところでキング兄に会った。彼は奥さんの具合がとてもよくない、と教えてくれ、私に彼女を見舞うように言った。その後、早めのお茶を済ませて訪問した。彼は、集会に行く前に一つ讃美歌を歌い、聖書を読み、祈ってから出かけるのを習慣にしているのだと言う。それで讃美歌の本を探したのだが、どこにも見つからない。そこで私は、「ポケットの中に何節かの詩を持っている。もしよければそれを歌わないか。」と言った。私たちが歌うと、奥さんはとても喜んだので、集会が終わると彼が妻のために歌詞の写しを残してくれないか、と頼んだ。私は家に帰ると暖炉の脇で残りの2節を加え、全部を書きこむと、キング姉のところに持って行った……この歌詞が、瀕死の彼女にぴったりと合ったので、私は更に心を惹かれ、配るために1,000部を刷った。その内の1部を「Spiritual Magazine」誌に自分のイニシャルを付けずに送ると、程なくしてソーホーのクラウン街のBrother Rees社から出版された讃美歌集(1836年)に掲載された。David DenhamがこれをRees社の名前と(1837年)、また後に他の人々にも紹介した……この短い文章を添えることで、将来私が盗作の責めを負うことがないように、そしてChurch of Godとの関係において真実であることの証明となるように。
エドワード・モート、「Gospel Herald」紙への手紙