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■曲の情報

373番「恵みにあふれる祈りのひと時」

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TUNE = SWEET HOUR
初行 = Sweet hour of prayer
分類 = 信仰の歩み・祈り
主題 = 祈り 
聖句 = 申命記34章1-5節, 詩篇39篇12節, ヘブル人への手紙4章16節
採用歌集番号 = 『讃美歌』310番 (改訳)

作詞:William Walford,1772-1850 (CH)
作曲:William B. Bradbury,1816-1868 (CH)

歌詞:ウィリアム・ウォルフォード、1845年。1845年9月13日、『The New York Observer』に、以下のトーマス・サルモンの言葉と共に収録。

エピソード:
英国ワーウイックシャー州コールズヒルに住んでいた時、私はW・W・ウォルフォードと親しくなった。彼は盲目の説教者で、その生まれや関係は不明であり、教育も受けていなかったが、意志の強い、優れた記憶力の持ち主だった。講壇では主題に即した教訓を誤ることなく選び、詩篇、新約聖書、預言書、また歴史書からの引用を間違えることはほとんどなく、彼は聖書の全体を暗記しているのではないか、とすら言われていた。彼はいつも暖炉のある角に座り、翌週や翌々週の安息日の説教の準備をしているか、あるいは手を動かして動物の骨を切ったり削ったり、また磨いたりして靴ベラや、小さな道具などを作っていた。その合間には詩作もしていた。ある日、彼を訪ねてみると、彼は自分が作った2〜3の詩を暗唱していたが、それを紙に書き止める友人も家にはいなかったので、ただそれを自分の心に蓄えていた。満足そうな笑みを浮かべ、また数行を加えては、訂正を加えると言った具合に、さらに続きを口にしながら、それをどうしようか、と彼が尋ねた。私は急いで鉛筆を取り出し、彼の口から発せられる詩を書き止め、保存する価値があると思う人々のために「Observer」紙に投稿した。

曲:SWEET HOUR、ウィリアム・B・ブラッドバリー、『Golden Chain』(ニューヨーク、1861年)。


著作権情報
訳詞:©蔦田直毅