情報メニューへもどる / 曲の一覧へもどる

■曲の情報

457番「主は私を救うために」

前の番号の曲 次の番号の曲


(CH)」は外部リンクです。
『教会福音讃美歌』の情報ページでは「The Cyber Hymnal™」の許諾を得て情報を共有しています。

TUNE = SACRIFICE
初行 = Thy life was given for me (I gave my life for thee)
分類 = 信仰の歩み・献身と派遣
主題 = 派遣 
聖句 = イザヤ書53章1-5節, ヨハネの手紙第一2章1-2節
採用歌集番号 = 『讃美歌』332番 (改訳)

作詞:Frances R. Havergal,1836-1879 (CH)

作曲:Philip P. Bliss,1838-1876 (CH)

歌詞:フランシス・R・ヘイバーガル作(1859年)。

曲:フィリップ・P・ブリス作。『Sunshine for Sunday Schools』(1873年)に収録。

代替曲:
THY LIFE、George A. Macfarren(1813-1887)

アイラ・サンキ(Sankey, Ira David)著『My Life and the Story of the Gospel Hymns』(New York: Harper & Brothers, 1906年、pp. 160-61)には、この詞について次のように記されている。

 この詞が書かれてから15年後、作者のヘイバーガルさんはこう語りました。
 「確かにこの詞は私の作品です。この詞が、世界中に広がる代わりに、火の中に投げ込まれるところであったことについて、あなたは興味を持たれるのではないかと思います。そもそもは、1859年、まだ私が若かった頃、讃美歌詞といえる最初のものを書いたのが始まりでした。私は自分で書いてはみたものの、その意味を半分も自覚していませんでした。私は神から非常に遠く離れ、常に疑い、恐れていました。私は恐れ震える信仰をもってイエスの元に行きましたが、人づてに知らされた姿を背後から見ていただけで、決して主の御顔をみたり、主の私への愛を確信してのことではありませんでした。私はこの詞を、チラシの裏に数分で書き留めました。そして読み返して思ったのです。「やれやれ、これは詩ではない。ともかく、わざわざ書き上げるまでもないだろう」。私は手を伸ばして、それを火に投げ込もうとしました。その時、突然、手を引かせる強い衝動がありました。その紙はくしゃくしゃで焦げていましたが、とりあえずポケットに入れました。その後、間もなく、私は救貧院に、親しかったおばあさんを訪ねました。彼女は私に、いつものように、愛する救い主について語りました。そこで私は思いました。この素朴なおばあさんなら、誰も読みたがらないであろう私の詞にも、関心をもってくれるだろう。私は彼女に読んで聞かせました。彼女はたいへん喜んでくれたので、私は写しを作り、持っておくことにしました。そして今、主はあらゆる方向へ、それを送ってくださっています。そして私は、その存在が、多くの真の祝福となっていることを聞いています。」
 ある時、ヘイバーガルさんが、その詞を父親に見せたところ、彼はその詞のためにメロディーを作ってくれました。しかしアメリカで人気となったのは、ブリス氏が作曲した曲でした。


著作権情報
訳詞:©中山信児