■曲の情報
TUNE = EVENTIDE
初行 = Abide with me; fast falls the eventide
分類 = 信仰の歩み・苦難と慰め
主題 = 神とともに 死に際して 慰め・励まし
聖句 = 詩篇6篇4-10節, ホセア書13章14節, ルカの福音書24章29節, コリント人への手紙第一15章55節
採用歌集番号 = 『讃美歌』39番 (改訳)
作詞:Henry F. Lyte,1793-1847 (CH) |
作曲:William Henry Monk,1823-1889 (CH) |
歌詞:ディーゴ・ヴェラスケス (1599-1660)、ヘンリー・F・ライト、1847年。
曲:EVENTIDE、(William H. Monk)、1861年。モンク夫人がその背景を記している。
エピソード1:
この曲はいつものように夕日の輝きを私たちが見ている前で、大きな悲しみの中で作られた。最後の金色の光線が消えかかるのにしたがって、地上全体を覆う、あの曲を、彼は紙と鉛筆を取り出して書き止めた。
代替曲:
ABIDE WITH ME (Lyte)、 Henry Lyte、1847年。
CADOGAN、George Forbes (1813-1883)。
MORECAMBE、Frederick C. Atkinson、1870年。
PENITENTIA、Edward Dearle, 1874年。
エピソード2:
夏が過ぎ、9月(再び、生まれた国を離れた月)になり、彼自身の人生の締めくくりの日も近づいていると見える中で、一日一日が特別な意味を持っていた。彼の家族は、彼がもう一度会衆の前で説教したいと願っていることを知ると、驚く、というよりはむしろ驚愕した。彼の健康の弱さや、起こり得る危険を考えて止めようとしたが、それは無駄に終わった。彼は冗談のように、衰え果てるよりは疲れ果てる方がいい、と言っていた。彼は結果を恐れるのでなく、自分の望みを果たすべきであると考えていた。彼の期待には根拠があった。そして息をのんで聞いていた会衆のただ中で、聖餐式について説教し、その後、聖餐式の司式を補佐しました。このように肉体を駆使し、興奮することで当然のことながら疲れ果てていたが、友人たちは彼を蝕んでいるとは思わなかった。同じ日の夕刻、彼は自分自身の作曲に歌詞を合わせた小さな讃美歌「Abide with Me」を親しい親族の手に渡した。
Anna Maria Maxwell Hogg、(故ヘンリー・F・ライト師の遺族)、ロンドン、Rivington、1850年。